mizundo's blog

ビジネスパーソンが、ビジネス以外にするべきことを考えていきます。

なぜ、ぼくたちは労働法を知らなければならないのか。

こんにちは。二回目の投稿ミズンドです。 

前回に引き続き、日頃感じるもやもやを解決しようシリーズです。

 

義務教育の大切さ

 

今回は、「実は忘れていたあの時教えてもらった大切なこと」ということで小中学校で習ったけど、実は今活かしきれていないかもしれないことを書きたいと思います。

 

高校や大学で習ったことももちろん、仕事をしていく上で役に立っていると思います。ただもっとこう、生きる上で役に立つことみたいなものは中学校までに習っているとぼくは思うんです。高校や大学で習ったことを社会に出る上での「武器」と例えるなら、小学校や中学校で習うことは自分が幸せに生きていくための「防具」だと思うんです。

 

ぼくは中学生の頃は自分でも引くくらいアホだったので、ただ言葉を覚えていただけなのですが、実は良く考えてみるととても大事なことを習っていたんだなあと思います。

当時はただ覚えていただけの言葉も、今学びなおせば違ったものが見えてくるのでは?と思い立ち東京書籍さんの教科書「新編 新しい社会 公民」を買ってみました!
そこに書かれている大切なことを、ぼくなりの解釈を交えながら書いていきたいと思います。

  

「一人一人の社会参画」と「持続可能な社会」

 

まずは「一人一人の社会参画」の必要性です。

 

ニュースで見る過労死の問題や事故、テロの問題。

自分には関係のないことだから、と言わずに社会問題に一人一人が向き合わなければならないんです。

  

情報化やグローバル化少子高齢化と社会は目まぐるしく変化しています。

10年前にはスマートフォンなんて考えられませんでしたよね。10年、20年もすれば時代は変わるなんて思ってはいけません。1年でも半年でも社会は変化します。そこに気づかなければ後輩や部下に自分の価値観を押し付ける人になってしまうので気をつけなければなりません。もちろん伝統を守るのも大切ですけどね。そこのバランスについて議論し始めたらキリがないのでここでは触れません。

 

話を戻しますが、社会が目まぐるしく変わる中で防災や人権、環境、宗教、文化などの課題が生じてきます。

こういった課題を解決するためには、持続可能な社会、つまり今の世代の幸福と未来の世代の幸福を両立させるという考えに立脚することが大切です。

 

東日本大震災を例に取って考えてみましょう。

原子力発電所は確かに人々の暮らしを豊かにしましたが、ご存知の通り後世に大変な被害をもたらしました。ぼくたちはそういった歴史や経験から学び、社会の変化によって生じる課題を解決していかなければなりません。現在の過労死や事故、テロはなぜ起きるのか。その原因を探り将来に向けて解決する必要があるのです。

 

未来の世代の幸福を自分たちが考えなければならない理由

 

では、そもそもなぜ未来の世代の幸福のことまで自分たちが考えなければならないか。

  

生物の究極的な目的は種の繁栄です。

戦国時代にあっても自分のグループが繁栄するために、敵のグループを殺していました。現代ではグローバル化によって自分のグループが広がったため、繁栄させるべき後世の人が増えただけだとぼくは思います。

 

ならば世界中全員を自分のグループにしてしまえば平和になるのでは?

確かにそうかもしれません。実際に昔、国境なんて取っ払って世界を一つの国にすることを主張した人もいたらしいです。

 

しかし、今の社会をみているとそれが可能とは到底思えません。

チェチェンや台湾、スコットランドなどを見ていると、結局人は「ある特定の狭い共同体」に属していたいものなのかもしれません。

 

そういった人間の性質は、地球が人間で溢れかえり食べるものが尽き、人類という種が滅んでしまうことを防ぐ本能なのかもしれませんね。

 

あるいは宇宙戦争などが起これば、世界中が一つのグループになるかもしれません。古代ギリシャの「サラミスの海戦」でアテナイが初めて、民主主義を達成した時のように。

  

話が大きく逸れてしまいました。(笑)

余談はさておき、将来の幸福についてもわれわれが考えなければならないことが分かってもらえたかと思います。

 

社会全体のことを考えなければならない理由

 

自分は社会全体が幸福になることなんて別に望んでいない、自分だけが幸せになれれば良いと思っているそこのあなた!(思ってなければすみません)

 

この内容が誰もが習う義務教育の中にあるということは、類まれなる先人たちが、自分たちの経験や失敗を通して「こうした方がいい」と思ったということです。種を繁栄させるために、子孫(ぼくたち)に幸せになってもらうために、社会に参画してほしいと言っているのです。人のため、未来の世代のために尽力することは、自分の幸せに繋がるというメッセージなのかもしれません。

現に人助けをすると気持ちがいいですよね?自分が気持ちよくなるために人助けをし、社会を良いものにしていきましょう!

 

まとめ

 

以上が「一人一人の社会参画」の必要性です。

サービス残業パワハラの問題。そういう会社と分かって入ったから仕方ないで終わらせないで、労働法について今一度考えてみませんか。

万が一の場合でも友人を悲劇から救えるように、労働法の知識をつけてみてはいかがでしょうか。

 

 

労働法を知り、自分を甘やかしてみませんか。

 

こんにちは。労働法についてちょっとだけ詳しい若手社員のミズンドです。

 

労働法について分かりやすく書かれているウェブサイトや本はたくさんあるので、ここでは「なぜ、労働法を学ぶ必要があるか。そしてそれをどう活かせるか」について考えていきたいと思います。

 

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